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2023.10.11

高性能住宅の特徴とメリット・デメリット

こんにちは!マルケンホームです。
高性能住宅とは、一般的な住宅よりも優れた性能を持つ住宅のことです。
高性能住宅は、快適で安全で経済的な暮らしを実現するために、法律や基準を満たすだけでなく、それ以上の性能を追求した住宅です。
この記事では、高性能住宅について詳しく説明します。
この記事を読むと、高性能住宅の魅力や注意点が分かります。
高性能な住宅で快適に暮らしたいと考えている方はぜひ最後まで読んでみてください!

高性能住宅とは?

高性能住宅とは、一般的な住宅よりも優れた断熱性、気密性、耐震性、耐久性、省エネ性などの性能を持つ住宅のことです。

高性能住宅には、国土交通省が定める「長期優良住宅」や「認定低炭素住宅」、「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」、「ZEH+」、「ZEH-M」、「ZEH-O」などの基準があります。これらの基準を満たすと、高性能住宅の建築や購入に対して、補助金や税制優遇などの支援を受けることができます。

高性能住宅は、一長一短があります。自分のライフスタイルや予算に合わせて、最適な住まいを選ぶことが大切です。

高性能住宅の特徴

高性能住宅は、一般的な住宅よりも優れた性能を持っています。
断熱性、気密性、耐震性、耐久性、省エネ性それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

断熱性

断熱性とは、建物の外壁や屋根などの部分から熱が逃げにくいことを言います。断熱性が高いということは、冬は暖房効果を高めて暖かく保ち、夏は冷房効果を高めて涼しく保つことができるということです。断熱性には、Ua値という基準があります。

Ua値とは、住宅の断熱性能を示す数値です。Ua値が小さいほど、熱が外に逃げにくく、快適で省エネな住まいになります。Ua値は、以下の式で計算できます。

Ua値=外皮面積各部位の熱損失量の合計

各部位の熱損失量とは、壁や屋根、床、窓などから外に逃げる熱量のことです。外皮面積とは、住宅の外周で熱的境界となる部分の面積のことです。
Ua値の基準は、国土交通省が定めた省エネ基準によって決まります。省エネ基準では、地域区分や断熱等性能等級によって、推奨されるUa値が異なります。

断熱性を高めるためには、断熱材や窓ガラスなどの素材や厚さにこだわる必要があります。例えば、断熱材としてはグラスウールや発泡ウレタンなどの軽量で保温力の高いものを選びます。窓ガラスとしては、二重ガラスや三重ガラスなどの空気層を持つものや、遮熱フィルムやロープイントガラスなどの熱反射効果のあるものを選びます。

断熱性を高めるメリットは以下の通りです。

  • ・快適な室内温度を保つことで、健康や睡眠の質を向上させることができる
  • ・エネルギー消費を抑えることで、光熱費やCO2排出量を削減することができる

 

断熱性を高めるデメリットは以下の通りです。

  • ・断熱材や窓ガラスなどの素材や厚さにこだわると、建築費用が高くなる可能性がある
  • ・断熱性が高すぎると、室内の湿度や温度が一定になりすぎて、季節感や自然の変化を感じにくくなる可能性がある

気密性

気密性とは、建物の隙間や穴から空気が漏れにくいことを言います。気密性が高いということは、冬は暖かい空気を逃さずに保ち、夏は冷たい空気を逃さずに保つことができるということです。気密性には、C値という基準があります。

C値とは、住宅の気密性能を示す数値です。気密性能とは、住宅にどれくらいの隙間があるかを表すもので、隙間が少ないほど高いと言えます。
C値は、住宅全体の隙間の合計面積を延べ床面積で割ったもので、単位は㎠/㎡です。C値が小さいほど、隙間が少なくて気密性が高いということになります。
C値を測定するには、専用の機械を使って気密測定を行います。気密測定は、建物の室内に風圧をかけて、外気との空気交換量を計算する方法です。
気密測定は、建物の完成後や施工中に行うことができますが、事前に計算することは難しいです。

気密性を高めるためには、壁や床や天井などの接合部分や開口部分に気密テープやシーリング材などを施工する必要があります。また、換気システムや空調システムなどの設備も、気密性に影響するので注意が必要です。

気密性を高めるメリットは以下の通りです。

  • ・快適な室内温度を保つことで、健康や睡眠の質を向上させることができる
  • ・結露やカビの発生を防ぎ、清潔で衛生的な空気を呼吸することができる
  • ・外部からの騒音や臭いなどの影響を受けにくくなり、プライバシーを守ることができる
  • ・エネルギー消費を抑えることで、光熱費やCO2排出量を削減することができる

 

気密性を高めるデメリットは以下の通りです。

  • ・気密テープやシーリング材などの施工に手間やコストがかかる可能性がある
  • ・換気システムや空調システムなどの設備のメンテナンスが難しかったり、コストがかかったりする可能性がある

耐震性

耐震性とは、建物が地震による揺れに耐えられる強さや安全性のことを言います。耐震性が高いということは、地震発生時に建物が倒壊したり、壁や天井が崩れたりするリスクを低減できるということです。

耐震性を高めるためには、基礎や柱や梁などの構造部分に強度や剛性の高い素材や工法を用いる必要があります。
耐震性には、耐震等級という指標があります。

耐震等級とは、建物の地震への強さや耐震性能を示す指標です。
耐震等級は、3段階に分けられており、等級1は建築基準法で定められた最低限の耐震性能を満たす水準、等級2は等級1の1.25倍、等級3は等級1の1.5倍の地震の力に耐えられる水準を表しています。
等級が高いほど、地震による倒壊や損傷のリスクが低くなります。
耐震等級を取得するには、第三者機関による住宅性能の評価が必要です。評価を受けると、住宅性能評価書という証明書を発行してもらえます。

耐震性を高めるメリットは以下の通りです。

  • ・地震発生時に建物が倒壊したり、壁や天井が崩れたりするリスクを低減できる
  • ・地震発生時に家具や家電などの落下や飛散を防ぎ、人命や財産の被害を抑えることができる
  • ・地震発生時に建物が安定していれば、避難や救助の時間を稼ぐことができる

 

耐震性を高めるデメリットは以下の通りです。

  • ・強度や剛性の高い素材や工法にこだわると、建築費用が高くなる可能性がある

耐久性

耐久性とは、建物が長期間にわたって劣化したり、破損したりしないことを言います。
耐久性が高いということは、建物の寿命を延ばし、修繕費用やリフォーム費用を節約できるということです。

耐久性を高めるためには、素材や工法だけでなく、設計や施工や管理にも気を配る必要があります。
例えば、素材としては、耐久年数の長いものやメンテナンスしやすいものを選びます。工法としては、防水性や防腐性や防火性などの効果的なものを選びます。設計としては、日照や風通しや排水などの環境条件に合わせて最適化します。施工としては、品質管理や検査などを徹底します。管理としては、定期的に点検や清掃などを行います。

耐久性を高めるメリットは以下の通りです。

  • ・建物の寿命を延ばし、修繕費用やリフォーム費用を節約できる
  • ・建物の劣化を抑え、美観や機能性を保つことができる
  • ・建物の価値を高め、売却時に有利になる可能性がある

 

耐久性を高めるデメリットは以下の通りです。

  • ・耐久性の高い素材や工法にこだわると、建築費用が高くなる可能性がある
  • ・耐久性の高い建物は、リフォームや改築がしにくくなり、デザインや機能の変更に柔軟に対応できない可能性がある

省エネ性

省エネ性とは、建物がエネルギーを効率的に利用し、消費量を抑えることを言います。
省エネ性が高いということは、光熱費やCO2排出量を削減し、環境に優しい暮らしを実現できるということです。

省エネ性を高めるためには、断熱性や気密性だけでなく、太陽光発電や蓄電池や燃料電池などの自然エネルギーや創エネ設備を導入する必要があります。
また、LED照明やエコキュートやエアコンなどの省エネ設備や家電も活用します。
さらに、スマートメーターやHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)などの制御システムも導入して、エネルギーの使用状況や管理方法を最適化します。

省エネ性を高めるメリットは以下の通りです。

  • ・光熱費やCO2排出量を削減し、経済的で環境に優しい暮らしを実現できる
  • ・自然エネルギーや創エネ設備を導入することで、災害時や停電時にも電力を確保できる
  • ・制御システムを導入することで、エネルギーの使用状況や管理方法を自動化や可視化できる

 

省エネ性を高めるデメリットは以下の通りです。

  • ・自然エネルギーや創エネ設備や制御システムなどの導入にコストがかかる可能性がある
  • ・自然エネルギーや創エネ設備は、天候や季節などの影響を受けやすく、安定した供給が難しい可能性がある
  • ・制御システムは、故障や不具合や操作ミスなどのリスクがある可能性がある

高性能住宅のメリット

高性能住宅は、一般的な住宅よりも優れた断熱性、気密性、耐震性、耐久性、省エネ性を持っています。これらの特徴から生まれるメリットは以下の通りです。

快適さ

高性能住宅は、断熱性と気密性が高いため、冬は暖かく、夏は涼しい快適な室内環境を保つことができます。
また、結露やカビの発生を防ぎ、清潔で衛生的な空気を呼吸することができます。
さらに、外部からの騒音や臭いなどの影響を受けにくくなり、プライバシーを守ることができます。
快適な住まいは、健康や睡眠の質を向上させるだけでなく、ストレスや疲労を軽減し、心身のリラックスやリフレッシュにも効果的です。

安全性

高性能住宅は、耐震性が高いため、地震や台風などの自然災害に強く、安心して暮らすことができます。
地震発生時に建物が倒壊したり、壁や天井が崩れたりするリスクを低減できるだけでなく、家具や家電などの落下や飛散を防ぎ、人命や財産の被害を抑えることができます。
また、地震発生時に建物が安定していれば、避難や救助の時間を稼ぐことができます。
安全な住まいは、不安や恐怖を和らげるだけでなく、自信や安心感を高めることもできます。

経済性

高性能住宅は、断熱性と気密性と省エネ性が高いため、エネルギー消費を抑えることができます。これにより、光熱費やCO2排出量を削減し、経済的で環境に優しい暮らしを実現できます。
また、耐久性が高いため、建物の劣化を抑えることができます。これにより、修繕費用やリフォーム費用を節約し、長く住み続けることができます。
さらに、高性能住宅は、国土交通省が定める制度によって補助金や税制優遇などの支援を受けることができます。これにより、建築費用や購入費用を軽減することができます。
経済的な住まいは、家計や資産の管理を効率化するだけでなく、将来の夢や目標の実現にも役立ちます。

高性能住宅のデメリット

高性能住宅は、一般的な住宅よりも優れた断熱性、気密性、耐震性、耐久性、省エネ性を持っています。しかし、これらの特徴から生じるデメリットもあります。デメリットは以下の通りです。

コスト

高性能住宅は、素材や工法にこだわるため、建築費用や維持費用が高くなる可能性があります。例えば、断熱材や窓ガラスなどの断熱性能の高いものや、基礎や柱や梁などの耐震性能の高いものや、太陽光発電や蓄電池や燃料電池などの自然エネルギーや創エネ設備や制御システムなどの導入には、それなりのコストがかかります。
また、高性能住宅は、定期的に点検や清掃などのメンテナンスを行う必要があります。これらの費用は、長期的に見れば光熱費や修繕費などの節約によって相殺される可能性がありますが、初期投資や運用コストとしては無視できないものです。
コストを抑えるためには、自分の予算やニーズに合わせて、必要な性能や設備を選ぶことが大切です。

複雑さと操作性のバランス

高性能住宅は、複雑な設備や制御システムを導入することで、省エネ性や快適さを向上させることを目指していますが、それらは必ずしも使いやすいものではありません。
例えば、自然エネルギーや創エネ設備は、天候や季節などの影響を受けやすく、安定した供給が難しい場合があります。これは、電力不足や停電に対処する必要がある場合があります。
また、制御システムは、故障や不具合や操作ミスなどのリスクがある場合があります。これは、設定や修理や交換などの手間やコストがかかる場合があります。複雑さと操作性のバランスを取るためには、自分の知識や技術に合わせて、設備や制御システムの選択や使用方法を学ぶことが大切です。

まとめ

この記事では、高性能住宅について詳しく説明しました。この記事を読んで、高性能住宅の魅力や注意点が分かりましたでしょうか?

高性能住宅は、一般的な住宅よりも優れた断熱性、気密性、耐震性、耐久性、省エネ性を持っています。これらの特徴から生まれるメリットは、快適さと安全性と経済性です。しかし、これらの特徴から生じるデメリットもあります。

高性能住宅は、一長一短があります。自分のライフスタイルや予算に合わせて、最適な住まいを選ぶことが大切です。高性能住宅に関するご質問やご相談は、マルケンホームまでお気軽にお問い合わせください。高性能かつ低価格な新築注文住宅をご提案します。

マルケンホームでは、宮崎県全域、宮崎市都城市日南市西都市新富町国富町高鍋町等で高性能かつ低価格な新築注文住宅をご提案しています。

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