注文住宅のディスポーザーの設置について解説

ディスポーザー,イメージ

マルケンホームからのご案内

ディスポーザー(生ごみ粉砕機)は、キッチンシンクの排水口に取り付けて生ごみを粉砕し、下水道へ流す装置です。

注文住宅では、設計段階から導入を検討できるため、後付けよりもスムーズに設置できます。

本記事では、ディスポーザーのメリット・デメリット、設置条件、費用、メンテナンス、注意点まで詳しく解説します。

目次

ディスポーザーの基本的な仕組みとメリット

仕組み

ディスポーザーはシンクの排水口に設置され、以下のような流れで動作します。

  1. 生ごみをシンクの排水口に投入
  2. ディスポーザーのスイッチを入れる
  3. 粉砕プレートとブレードで生ごみを細かく砕く
  4. 粉砕された生ごみが水と一緒に下水へ流れる

メリット

生ごみの処理が楽

  • ゴミ出しの頻度を減らせるため、臭いの発生や虫の発生を抑えられる。

キッチンが清潔に保てる

  • 料理中に出る生ごみをその場で処理できるため、シンク周りがすっきりする。

環境にやさしい

  • 一部の自治体では、ディスポーザーと併用する「生ごみ処理システム(バイオ処理)」により、堆肥化が可能。

排水管の詰まりを防ぐ

  • 細かく粉砕するため、大きな生ごみが排水管に詰まるリスクが減る。

ディスポーザーのデメリットと注意点

デメリット

設置には自治体のルールがある

  • 一部の自治体では、ディスポーザーの使用が制限されているため、事前に確認が必要。

下水道への負担が増える

  • 大量の生ごみを流すと下水処理施設に負荷がかかるため、制限がある自治体も多い。

定期的なメンテナンスが必要

  • 長期間使用すると、刃の劣化や排水管の詰まりが起こることがある。

電気代と水道代がかかる

  • 1回の使用時間は短いものの、年間で見ると電気代・水道代が増加する可能性がある。

設置できない自治体もある

ディスポーザーの使用には、自治体ごとの規制があるため、事前に確認が必要です。

  • 使用可能な自治体:下水道の処理能力が高く、ディスポーザー導入が許可されている
  • 使用不可の自治体:排水処理能力の関係でディスポーザーが禁止されている

ディスポーザーの設置方法と費用

設置方法

注文住宅では、新築の際に設計段階でディスポーザーの設置を決めておくと、スムーズに導入できます。

基本的な設置手順は以下の通りです。

  1. シンクに対応するディスポーザーを選ぶ
    • 既製のシンクに取り付ける場合は、サイズと取り付け可能なモデルを確認。
    • 一体型ディスポーザー付きシンクを選ぶと、デザイン性が高くすっきり設置できる。
  2. 排水管との接続を計画
    • ディスポーザーからの排水を適切に処理するために、排水管の設計を確認。
  3. 電源の確保
    • ディスポーザーは電動のため、シンク下に電源を設置する必要がある。
  4. 設置工事
    • 配管工事や電気配線工事を行い、本体を取り付ける。

設置費用

注文住宅でディスポーザーを設置する場合の費用は、以下のような価格帯になります。

費用項目価格相場
ディスポーザー本体5万~15万円
設置工事費3万~10万円
排水処理システム(必要な場合)10万~30万円

合計で 10万~30万円程度 になることが多いですが、機種や設置条件によって変動します。

メンテナンスと長く使うコツ

メンテナンス方法

ディスポーザーを長く使うために、以下のメンテナンスを心がけましょう。

1日1回は水を流しながら運転

  • 排水管の詰まりを防ぐために、十分な水とともに使用する。

柑橘類の皮で消臭

  • レモンやオレンジの皮を投入すると、内部の臭いが軽減できる。

重曹とお酢で掃除

  • 週に1回程度、重曹とお酢を流すことで、内部の汚れを落としやすくなる。

固いものは避ける

  • 骨や貝殻、金属類を入れると、刃が傷んで故障の原因になる。

専門業者による定期点検

  • 3~5年に1回は専門業者に点検してもらうと、故障リスクを減らせる。

注文住宅でディスポーザーを設置する際のポイント

設計時のチェックリスト

  • 自治体の許可を確認(使用可能かどうか)
  • シンクと排水管の設計を考慮(スペースと接続方法)
  • 電源の確保(シンク下にコンセントを設置)
  • メンテナンスのしやすさを考える(点検口や清掃のしやすさ)
  • 家族のライフスタイルに合うか検討(料理頻度や使い方)

ディスポーザー付き排水処理システムも検討

自治体によっては、ディスポーザー単体の使用を禁止している場合があります。

その場合は、ディスポーザーと一緒に 「ディスポーザー排水処理システム」 を導入することで、利用可能になることがあります。

  • ディスポーザー排水処理システムとは?
    • 生ごみを粉砕した後に、専用の処理槽で分解・浄化し、環境負荷を軽減する装置。
  • 追加費用:10万~30万円
  • メリット
    • 許可されていない地域でも使える可能性がある
    • 下水道への負荷を減らせる

まとめ

注文住宅では、設計段階からディスポーザーの導入を計画できるため、スムーズな設置が可能です。

ただし、自治体の規制や設置条件、メンテナンスなどを考慮し、適切な機種を選びましょう。

  • 生ごみ処理が楽でキッチンが清潔に!
  • 自治体のルールを必ず確認!
  • 設置費用は10万~30万円!
  • 定期的なメンテナンスで長持ち!

注文住宅のディスポーザー設置を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

以上、注文住宅のディスポーザーの設置についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次