工務店と設計事務所の違いについて

設計,イメージ

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工務店と設計事務所は、住宅や建築物を作る際に関わる重要な仕事ですが、それぞれの役割や得意分野が異なります。

以下で詳しく解説します。

目次

工務店とは

役割

工務店は、主に「建物を建てる」ことを中心とした業務を担当します。

設計図をもとに実際の施工を行い、建物を完成させる現場の管理と実行部隊です。

特徴

  • 施工が主な業務
    • 家づくりの現場で職人や材料を管理し、設計図に基づいて建物を建てる。
    • 木造住宅を得意とすることが多く、地域密着型の業者が多い。
  • 設計も可能な場合がある
    • 小規模な住宅の場合、工務店内に設計担当者がいることがあり、設計から施工まで一貫して対応することが可能。
    • ただし、大規模でデザイン性の高い建築物には対応が難しい場合も。
  • 地域密着型のサービス
    • 地元での信頼を重視し、地元の職人や資材を使うことが多い。
    • メンテナンスやアフターサービスも近距離で対応できる利点がある。
  • コスト感
    • 大手ハウスメーカーよりもコストが抑えられることが多い。
    • 設計事務所に比べて設計の自由度が低い場合もあるが、その分施工費を抑えた実現が可能。

設計事務所とは

役割

設計事務所は、「建物の設計・デザイン」を専門とする業者で、建築家や設計士が在籍しているのが特徴です。

デザイン性の高い建築やオリジナリティのある設計を求める場合に選ばれます。

特徴

  • デザインが主な業務
    • クライアントの要望に応じたオーダーメイドの建物を設計。
    • 細かい仕様や素材の選定までクライアントと相談しながら進める。
  • 工務店や施工会社と連携
    • 設計だけを行い、施工は工務店やハウスメーカーに依頼する。
    • 設計事務所が施工管理を行う場合もあるが、施工そのものは外部業者が担当。
  • 自由度が高い
    • 独自のデザインや複雑な構造を取り入れた建築が可能。
    • クライアントの細かな要望に対応できるため、世界に一つだけの建築物を実現できる。
  • コスト感
    • デザイン料や設計料が発生するため、工務店やハウスメーカーより高くなる傾向。
    • ただし、高いデザイン性やオーダーメイドの価値を重視する人にとっては満足度が高い。

両者の違いを比較

項目工務店設計事務所
主な役割施工を担当設計・デザインを担当
対応範囲設計・施工一貫(設計は標準的)オーダーメイド設計(施工は外注)
得意分野木造住宅、コストパフォーマンス重視デザイン性の高い建築物、複雑な構造
コスト感比較的安い設計料が加算されるため高め
自由度標準仕様やテンプレートが多い自由度が高く、クライアントの要望を反映
対応規模小規模~中規模住宅デザイン性の高い住宅、大規模建築物も対応
地域性地域密着型で迅速な対応全国対応可能だが地域性は薄い

工務店と設計事務所の使い分け

工務店を選ぶべきケース

  • 比較的シンプルな住宅を低コストで建てたい場合。
  • 地元に根付いた業者と付き合い、施工後も安心してメンテナンスを依頼したい場合。
  • 標準的な住宅や小規模なリフォームが目的。

設計事務所を選ぶべきケース

  • 他にはない個性的なデザインやこだわりの空間を作りたい場合。
  • 細かな要望や複雑な条件を建物に反映させたい場合。
  • 高いデザイン性を重視し、コストよりも完成度を優先したい場合。

ハイブリッドな選択肢

最近では、設計事務所と工務店が密接に連携しているケースも増えており、設計事務所が施工も対応する「設計施工一貫型」のスタイルもあります。

この方法では、両者のメリットを融合しつつ、スムーズな建築プロセスを実現できます。

まとめ

工務店と設計事務所はそれぞれ異なる役割を持ち、選択は予算、デザインの希望、用途によって決まります。

工務店はコストパフォーマンスや地域性に優れ、設計事務所は自由度やデザイン性に強みがあります。

家づくりや建築プロジェクトの目的に応じて、適切なパートナーを選ぶことが成功への鍵です。

以上、工務店と設計事務所の違いについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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